三岳村は、「御嶽山」「乗鞍岳」「駒ヶ岳」を一望できる場所に位置していることから、その名前が付けられました。

御嶽山

 御嶽山は、長野県木曽郡木曽町・王滝村と岐阜県下呂市・高山市にまたがり、東日本火山帯の西端に位置する標高3067mの複合成層火山です。

 大きな裾野を広げる独立峰でもあります。

 日本の山では14番目に標高が高く、独立峰としては富士山に次いで2番目に高いものです。

 度々噴火を起こしている山でもあります。2014年9月27日にも噴火し、大きな被害を出しています。現在は、「噴火警戒レベル2(火口周辺規制)」となっています。

 詳しい状況等については、「木曽町御嶽山ビジターセンター」のホームページで確認できます。
 ⇒「木曽町御嶽山ビジターセンター」

乗鞍岳

 乗鞍岳は、飛騨山脈南部の長野県松本市と岐阜県高山市にまたがる剣ヶ峰を主峰とする山々の総称です。

 山頂部の権現池火口の外輪山に位置する最高峰の剣ヶ峰、朝日岳などの8峰を含め、摩利支天岳、富士見岳など23の峰があります。

 高山市奥飛騨温泉郷、高山市丹生川町、高山市朝日町、高山市高根町、長野県松本市安曇にまたがる広大な裾野を持つ大きな山です。

駒ヶ岳(木曽駒ケ岳)

 木曽駒ヶ岳は長野県上松町・木曽町・宮田村の境界にそびえる標高2956mの山で、木曽山脈の最高峰です。

 日本百名山、新日本百名山、花の百名山に選定されています。

 木曾駒ヶ岳とも表記され、また略して木曽駒と呼ばれる事もあります。

さらに詳しくは・・・

 明治4年の廃藩置県が布告された当時、現在の三岳村の地域は黒沢村と三尾村に分かれていましたが、明治7年9月7日に合併して三岳村となりました。

 一般的には、御嶽・乗鞍・駒ケ岳の三山を一望に収め得る村であるので三岳村とした、とされています。
当時、「御嶽村」(おんたけむら)という名称も検討されたようですが、神社号(御嶽神社)と村名を同じにすることを遠慮し、三尾村合併にちなんで三岳村と称した、という記録もあるようです。

 合併で村域があまりにも広範となったため、明治15年に黒沢、三尾とも分村願いを県に提出したようですが、分村への反対論も沸き起こり、分村なされずそもまま維持されました。

 昭和32年に至り、福島町、上松町、日義村、新開村、開田村、三岳村、王滝村の二町五ヶ村、あるいは上松町、三岳村、王滝村、開田村の一町三ヶ村などによる合併が話題とされ、さらに木曽谷一円(いわゆる木曽市)の合併の声も聞かれたようですが、なされず平成の大合併を迎え、木曽町となりました。